ネバネバたっぷりの健康野菜
濃緑色でほどよい歯応えのさやの内側に、栄養満点のネバネバ成分をたっぷり含む、久留米産オクラ。この数年で生産者数が急増し、現在、JA管内の生産者30人が「ブルースカイZ」「ピークファイブ」「W-8」の3品種を生産しています。
出荷期間は、6月中旬から10月下旬までの5カ月間。平成25年産は、大阪、広島、福山、宇部の市場に、18万9,000ネットを出荷する予定です。
年に1度開く栽培講習会では、栽培過程の確認や品種特性の説明を行い、生産力の向上を図っています。

冷やし過ぎにご用心
オクラは低温に弱いので、冷やし過ぎに要注意。なるべく一度に使い切るように心掛け、どうしても保存する場合は、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

「オクラ」のスゴい話　エッセイスト･神山真理
●ネバネバ成分で健康に
ネバネバとした糸のもとになっているのは、ペクチンやムチンなどの粘質物。整腸作用やコレステロールを低下させる働きがあり、高血圧、動脈硬化の予防に役立ちます。
●夏バテで弱った胃腸にもってこい!
ネバネバ成分の一種・ムチンは、タンパク質と糖質の複合体。胃の粘膜を保護し、肝臓の機能を高めます。