JAくるめ こころふれ愛 With You

広報誌「With You」

がまだすファーマー!



農に生きる“誇り”を胸に

安武町 大久保 一登(おおくぼ かずと)さん

がまだすファーマー・大久保一登さん

父から継いだトマト

安武町でトマト「麗容」を生産する大久保家。長男として生まれた一登さんは、物心つく前から農業に取り組む父・昇さんの背中を見ながら「俺が継がやんとかな…」と、ぼんやり考えていたという。
父がトマトの生産に着手して早25年以上が経った今、「いつの間にか継いどった」と、昔を振り返る一登さん。今では一家の大黒柱として、父から引き継いだハウスで、毎日必死に汗を流している。

機械じゃないんだ、農業は
トマト生産をする上で、最も気を付けているのは病害虫の防除。「安全」「安心」のトマト作りのために、農薬を使用する化学防除ではなく、約1カ月間の湛水処理を施している。ハウス内の土壌に水をためて無酸素状態を作り出すこの手法は、病害虫対策に効果的なだけでなく、土壌に残った地下塩類の地下浸透を促すため、連作障害対策にもつながり、まさに一石二鳥。健康な土壌づくりを効率的に実現している。
現在、21人の部会員を抱えるトマト部会の副部会長を務める。「毎年同じように作るだけなら機械と変わらん。『昨年よりおいしいトマトを作ろう』と努力し続けること。それが農業者の“誇り”やろ」。あふれる熱意で、部会を先導する存在だ。
地域の担い手として
武島機械利用組合のオペレーターとしても活躍している一登さん。米、麦、大豆と普通作が盛んな安武町にあって、欠かせない存在だ。
平成12年度からは、JA青年部安武支部の支部長も経験。2年間の任期を共にした当時の支部長仲間とは、今でも年1回は集まり、交流を持っている。


今だ研鑚の日々
「いくつかの品種を経験してきたけど、どれも長所があれば短所もある」と、トマトの生産歴が25年を越えた今でも、その品種に一番合った栽培法を模索する日々を送る。「ビニールハウスも年季が入ってきたし、そろそろ建て直したい。今後は経営規模の拡大も考えていきたい」。この言葉を聞く限り、研鑚(けんさん)の日々はこれからも続いていきそうだ。


 穫作業に励む一登さん

収穫作業に励む一登さん
 ほ場の見回りは日課。毎日の品質チェックは欠かさない

ほ場の見回りは日課。
毎日の品質チェックは欠かさない
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