JAくるめ こころふれ愛 With You

広報誌「With You」

がまだすファーマー!



次世代につなぐ“がまだす”心

安武町 永松 幹夫(ながまつ みきお)さん

がまだすファーマー・永松幹夫さん

65歳で専業農家に

「今年の出来はまあまあ。これから収穫作業が忙しくなるな」と、丸々と実ったイチジクを手に笑う幹夫さん。久留米筑水高校を卒業後、工業資材業社などで働きながら兼業で農業に従事。65歳で定年退職後、専業農家となった。

家族の“輪”が生命線
専業となった当初、生産していたのは米麦のみ。より効率のいい農業経営を目指し、タマネギ、ソラマメなどの導入を試みたが「どれもしっくりこなかった」、と言う。
試行錯誤を繰り返し、イチジクに出会ったのは70歳のとき。JAいちじく研究会に入会し、JA営農推進担当職員の助言で、当時、品種登録されたばかりだった福岡県独自のブランド品種「とよみつひめ」を本格導入。導入から3年目には、元々露地栽培だった全面積10aにビニールハウスを設置し、病害虫対策を強化した。
イチジクの栽培過程の中で「一番大変だ」と語るのが収穫作業。ピーク時には早朝から家族総出で収穫。調整、パック詰め、箱詰め作業は完全分業制で効率よく行い、収穫日の昼間には出荷。年間に8,000パックものイチジクを出荷している。
「うちは、家族全員が大事な従業員。一人でも欠ければ経営を維持できなくなる」と話す、幹夫さん。家族の“輪”が経営の生命線となっている。
孫の夢が自分の夢に
幹夫さんの宝物は「手前みそかもしらんけど、自慢の孫です」と話す、二人の孫。長男の雅樹くんは農業高校に通い、最新の農業技術を学ぶ日々。次男の祐樹くんは高等専門学校に通い、トラクターのアタッチメントを独自に改造するなど、それぞれの知識を生かして意欲的に農業に取り組んでいる。
「孫は『大規模な農業経営を展開したい』と、夢を語ってくれる。夢の実現のために、下地をつくってあげることが自分の役目だと思っているよ」。“がまだしもん”の背中を見てすくすくと育つ、次世代の“がまだしもん”。未来の永松家がどんな農業をしているのか、今から楽しみだ。

 イチジクの木の枝をせん定する幹夫さん

イチジクの木の枝をせん定する幹夫さん
 購入したばかりの最新型コンバイン。これからの活躍が楽しみだ

購入したばかりの最新型コンバイン。これからの活躍が楽しみだ
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