JAくるめ こころふれ愛 With You

広報誌「With You」

がまだすファーマー!



地域の農業は、俺が守る!

高良内町 藤吉 和弘(ふじよし かずひろ)さん

がまだすファーマー・藤吉和弘さん

夢は植木屋だった

「最初は植木屋になりたかったんだよな」と就農当初の思いを語る和弘さん。夢を追って久留米筑水高校造園科へ進学したものの、卒業後はカボチャやシロウリ、トマトを営む野菜農家だった藤吉家の後継者として就農した。

水稲面積を拡大
和弘さんの就農当初、「高良内カボチャ」などといった名物品目を生産してきた高良内地区の農業も、移り変わる時代の流れと共に徐々に変化してきた。藤吉家ではトマトやキュウリなど様々な品目を経て、現在は地域特産の中ネギ「明星ねぎ」を生産している。
0.6haしかなかった米の作付けも徐々に増加させ、現在では当初の6倍となる3.6haまで拡大させた。
あふれる農への向上心
自身の農業への取り組み方を「石橋を叩いて渡るタイプ」と話すが、時には実験的な試みに挑戦することも。平成25年産の「明星ねぎ」には、宮ノ陣町の畜産農家に稲わらを提供する代わりに入手している牛ふん堆肥を、例年の3倍投入。「初めは苗の活着が少し悪かったけど、ほとんど無肥料で順調に生育し、消毒の回数も少なくできた。株太りもいいんだよ」とチャレンジは見事に成功した。
それでも「農業は1年上手くいったから成功、ってわけじゃないから。来年以降の生育が楽しみ」と、持ち前の向上心がとどまる様子はない。

地域農業を背負う“自負”
25年2月に発足した農事組合法人「高牟礼の里」の一員としても活躍し、25年7月には集落営農組織「高良内地区営農組合」の組合長に就任。耕作放棄地の解消・発生の抑止力として、地域農業の受け皿として、責任ある役職を任されている。
「環太平洋連携協定(TPP)の問題もあるし、日本農業の先行きは不透明。将来にわたって継続できる地域農業の基盤を作るためにも、精一杯頑張りたい」と語る表情には、普段浮かべる穏やかな表情とは違う、地域農業を背負った男の“自負”がにじみ出ていた。
 JA職員と協力して土壌改良資材「ミネラルG」の散布準備

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請け負ったあぜ塗り作業に精を出す和弘さん

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