
がまだすファーマー!
買い手が欲しがる品質を
宮ノ陣町 弥永 耕一さん 隆さん
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父の背中を見て決意
元は朝倉市で土木関係の仕事に就いていた耕一さん。専業農家の父・隆さんの背中を見ながら、「将来は跡を継ごう」という漠然とした責任感を胸に、仕事が休みの日には家業を手伝う日々を送っていた。平成22年に妻・純子さんと結婚したのを機に、就農を決意。親子2人での農業人生がスタートした。
買い手目線での生産を
就農した当初は、それまでと違う生活リズムに戸惑うばかり。隆さんの指導を受けながら、試行錯誤する日々を送った。忙しい毎日の中でも「一番大事なのは買い手の目線」との思いから、買い手のニーズを把握するために、日々変動する市場価格の記録を開始。1年掛けて、独自に市場価格の年間推移表を作り上げた。
データと自身の経験を元に、「需要期に出荷のピークを合わせられるようになることが今後の課題やね」と向上心を燃やす。
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外国の農業を目にして
JA海外セミナー同志会の活動では、24年度の派遣生として、酪農が盛んなニュージーランド・ハミルトン市に派遣された耕一さん。日本とは規模の違う外国の農業を目の当たりにし、大きな衝撃を受けたと言う。派遣生仲間とは今でも年に数回、同窓会を開く間柄。「生産する品目がそれぞれ違うので、自分の視野が広がりますね」と“ライバル”であり“仲間”でもある存在に、刺激を受けている。
家族のために
25年9月には長女・未久ちゃんが誕生し、幸せいっぱいの弥永家。隆さんは「家族のためにも、今まで以上に頑張ってほしい」と笑顔でエールを送る。
耕一さんが主となって生産するリーフレタス「グリーンリーフ」の作付け面積を、今年は6倍以上に拡大。「今後は面積拡大と共に、品質の向上も両立させたい」と話す瞳は、生産意欲にあふれ、キラキラと輝いている。
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純子さん㊧、未久ちゃん㊥と愛用のトラクターの前で |

愛娘の笑顔が何よりのモチベーション |
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