JAくるめ こころふれ愛 With You

広報誌「With You」

がまだすファーマー!


父親世代に負けないブランド化を!

善導寺町 西坂 和喜(にしさか かずき)さん

がまだすファーマー・高田正文さん

農家を継ぐ意思

「将来は、自分の好きなようにしろ」といっていた父・喜八さんだったが、高校を卒業と同時に農業を継ごうと思っていた和喜さん。後を継ぐ意思を伝えると、滋賀県にある「タキイ研究農場附属園芸専門学校に行け」といわれた。授業がほぼ実習で栽培方法はもちろん、農業をする体作り、心得も教わり、農業の基礎を2年間学び、21歳のときに就農しました。

作業効率の向上
西坂家では、和喜さんが就農する以前からダイコン、カブ、シロウリ、米を生産してきた。特に、春ダイコン「善太郎だいこん」については父親世代が栽培技術を確立、ブランド化させた。 ダイコンの出荷量が増加するにつれ、「もっと作業がはかどる機械がないか」と考えるようになった。機械メーカーと試行錯誤し、別々に行っていた作業を、1つの機械で一連の作業ができる機械が考案された。専用の機械は、だいこん部会全員が導入し、作業の効率化を図り、生産量を増やした。

父の病気が“転機”
30歳のときに父が治療のため入院することになった。就農して今まで、父の指導で栽培してきたが、自らが主導しての栽培は初めてだったが、「なんとか作れるだろう」と思っていた和喜さん。肥料や農薬などの施量を間違い、野菜をすべてダメにしてしまった。何が違うのかを周りの人に聞き、何回も失敗を重ね、土づくりから見直し、自らの栽培方法を確立していった。

“先”を見据えた経営
今年4月から、農業の経営を父から委譲された。「まだ、何も分からずにやっている状態」と不安を覗かせる反面、「いろいろ勉強しなければ」と、カブの生産効率の向上と販売期間を拡大するため、小カブを導入。ブランド化を目指し、栽培に試行錯誤するなど、経営者として、先を見据えた品目に取り組んでいる。  子ども2人に、自らが父にいわれた「将来は、自分の好きなようにしろ」といっている。栽培したシロウリで、妻・紀江さんが考案した「さっぱりシロウリと豚肉の梅肉炒め」が大好きという子どもたち。その食べる姿を見て、将来に期待を抱いている。
 収穫間近のシロウリ

収穫間近のシロウリ
シロウリ料理を笑顔で食べる息子・大輝くん㊨

シロウリ料理を笑顔で食べる息子・大輝くん㊨
ページトップに戻る
  • 直売所のご案内
  • くるめの特産物
  • おとり寄せにぜひ!

サービス一覧