JAくるめ こころふれ愛 With You

広報誌「With You」

がまだすファーマー!


旬にこだわる“おいしい野菜”作り

東合川9丁目 濵﨑 康生(はまさき やすお)さん

がまだすファーマー・濵﨑 康生さん

サラリーマンからの転身

「今年は、8月の雨の多さとハウス内のかん水設備の故障で、収穫量が不安だ」。自宅近くの田んぼを見て、少し苦笑いを浮かべる康生さん。高校卒業後は、半導体の金型部品製造などで、サラリーマンを経験。「農業はとても難しい仕事」と、農家を継ぐとは思ってもいなかった。

就農2年目で経営委譲
33歳のとき、父が入院したのをきっかけに、会社を退職し、専業農家となった。就農当時は、両親が生産していた米、麦、リーフレタスを生産。2年目の途中から経営を任され、補助事業を活用しビニールハウスを建て、生産面積を拡大した。家族経営協定もいち早く締結し、休日や作業日程などを取り決めた。
海外セミナーにも積極的に参加し、アメリカやカナダの大規模農家などを訪問。新しい生産技術や経営内容などを学び、農業に対する視野を広げていった。

生産品目の転換
リーフレタス、コマツナ、ホウレンソウと品目を増やしていく中で、「ハウスをもっと活用し、生産の回転率を上げないと」と考え、10年前にリーフレタスからミズナのハウス栽培へと切り替えた。ミズナ・コマツナのハウスでの生産を中心に、作業計画を立て、収穫時期が重ならないような露地野菜の品目を取り入れた。
JA水菜研究会では、研究会長も歴任。夏場に強く、冬場の最盛期に収量を増やすための試験や新しい品種の導入などの試行錯誤を重ね、生産技術を向上させた。

旬の野菜を消費者へ
現在は、6種類の野菜をハウスと露地で効率よく生産。今後は、露地野菜の品目を増やし、経営規模の拡大を図っていく。「消費者に野菜を一番おいしく食べてもらうには、旬の時期に収穫すること」と、冬の時期の収穫に向け、妻・千秋さんと計画的に苗作りを進めている。農産物を生産する上での原点に返り、酷暑の中、おいしい野菜作りに汗を汗を惜しむ様子はない。
 収穫前の稲を徹底管理

収穫前の稲を徹底管理
冬の時期の収穫に向けた野菜の苗作り

冬の時期の収穫に向けた野菜の苗作り
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