秋色に染まった旬の果実
耳納山麓の赤土と日当たりのよいなだらかな斜面で育まれる久留米産の柿。上津、高良内、山本、草野町で88人の部会員が栽培しています。
今年産は9月12日に「西村早生」を初出荷。果肉のやわらかい「早秋」、サクサクとした食感の「太秋」といった糖度の高い品種から、部会の主力品種である「松本早生富有」「富有」と品種をリレー。その後は冷蔵柿として1月末まで、東京、大阪、中国、九州の8市場に出荷します。販売数量は550tが目標です。
部会では3年前から県育成の新品種「秋王」を栽培。消費者の需要拡大と産地活性化につながる品種として、より付加価値の高い生産体系の構築を目指しています。
おいしい柿を選ぶポイント
柿を選ぶときは、へたがしっかりしていて、実に張りがあり、ずっしりと重みのある物を選びましょう。
柿のスゴイ話
●柿1個で1日分のビタミンC
柿は、疫力を高め風邪を引きにくくする働きがあるビタミンCを豊富に含有。その含有量はミカンの2倍にもなり、柿1個で1日分の必要量に相当します。
●二日酔いにも効果的
柿の渋味のもととなるものがタンニンという成分です。タンニンにはこう酸化作用、殺菌作用の他、アルコールを分解する作用などもあるので、二日酔いに効くともいわれます。
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